地面師詐欺事件 フィリピン逃亡の主犯格を逮捕へ

 住宅大手の積水ハウス(大阪市)が架空の取引で地面師グループに土地購入代金として約63億円をだまし取られた事件で、フィリピン入国管理局は11日、身柄を拘束していた地面師グループの主犯格、カミンスカス操(みさお)容疑者(59)を国外退去処分にした。日本に到着後、警視庁捜査2課が偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕する。
 フィリピン入管当局は同日、カミンスカス容疑者を移送。カミンスカス容疑者は同日午後、マニラ空港で警視庁の捜査員に付き添われて日本に向かう航空機に搭乗した。
 捜査関係者によると、カミンスカス容疑者は、土地所有者になりすました無職、羽毛田(はけた)正美被告(63)=詐欺罪などで起訴=の「財務担当」と称して積水ハウスとの交渉を取り仕切った。
 カミンスカス容疑者は平成29年6月、東京都品川区西五反田の旅館跡地(約2千平方メートル)の売買で、所有者の名義を変更するため法務局に偽造した委任状などを提出し、虚偽登記をしようとした疑いがもたれている。
 カミンスカス容疑者は捜査2課による強制捜査直前の昨年10月13日、フィリピンに出国していた。

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