【軽井沢スキーバス事故】事故から15日で2年に… 再発防止願い現場で献花

 大学生ら15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーバス転落事故は15日で発生から2年になる。発生時刻が目前に迫った14日、事故現場では救助に当たった地元消防隊員や犠牲者が通っていた大学の関係者らが献花し、京都府では法要が営まれた。それぞれが犠牲者の冥福を祈り、事故の再発防止を願った。
 現場では、佐久広域連合消防本部の職員12人が制服姿で黙祷(もくとう)。同本部の柴崎好広(よしひろ)消防次長(58)は「犠牲者の無念を胸に刻み、任務に取り組んできた」と2年を振り返った。ゼミ生を亡くした教育評論家で法政大特任教授の尾木直樹さん(71)は「学生のことは1日も忘れることはない」と述べた。
 京都府舞鶴市では、首都大学東京2年だった田原寛さん=当時(19)=の三回忌法要が祖父母宅で執り行われた。父で遺族会「1・15サクラソウの会」代表の田原義則さん(52)は「一つ間違えばあわや、というバス事故が今も起きている。再発防止への取り組みを加速させたい」と話した。
 事故をめぐっては、長野県警が昨年6月、業務上過失致死傷容疑でバス運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の高橋美作社長(56)ら2人を書類送検。長野地検が詰めの捜査を進めている。

 ■軽井沢スキーバス転落事故 平成28年1月15日午前1時50分ごろ、長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで、39人の客を乗せたスキーツアーの貸し切りバスが道路脇の崖に転落。大学生13人と運転手2人の計15人が死亡、26人が重軽傷を負った。国が委託した事業用自動車事故調査委員会は昨年7月、運転ミスが原因とする調査報告書を公表。報告書は、運行会社「イーエスピー」が運転手に法定の適性診断を受けさせ、運行前に十分な経験を積ませるなどすれば事故を防ぐことができたと厳しく指摘した。

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