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渋谷暴動事件の大坂容疑者、勾留理由開示手続きも無言 弁護人は「百パーセント無実」主張

警視庁に移送される大坂正明容疑者=7日午後、東京都千代田区(松本健吾撮影)

 昭和46年の渋谷暴動事件をめぐり、殺人容疑などで警視庁公安部に逮捕された過激派「中核派」活動家の大坂正明容疑者(67)の勾留理由開示手続きが19日、東京地裁で開かれ、弁護人は「容疑者は百パーセント無実」として釈放を求めた。
 手続きで弁護人は、「写真も物証もない。事件はでっち上げで勾留は人権侵害だ」と主張。大野勝則裁判官は、「証拠隠滅や逃亡が疑われるため、勾留の必要性があると認められた」と述べた。
 上下グレーのスエット姿で入廷した大坂容疑者は冒頭、大野裁判官に名前や住所を繰り返し問われたが、直立したまま無言を貫いた。約1時間の手続き中、時折傍聴席に目を向ける以外は正面を見据え、表情を変えることはなかった。
 大坂容疑者は渋谷暴動事件で、中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=を焼殺したなどとして逮捕された。