岸和田だんじり祭、掛け声や太鼓の音響かせ勇壮に…4トンの豪快な旋回に沿道から歓声

勇壮な「やりまわし」を披露するだんじり(14日午前、大阪府岸和田市で)=前田尚紀撮影

 大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が14日、始まった。威勢の良い掛け声や太鼓の音を響かせながら、34台のだんじりが街中を勇壮に駆け巡った。15日まで。

 午前6時頃から各町のだんじりが順に繰り出した。見せ場はスピードを出したまま交差点を曲がる「やりまわし」。うちわを持った「大工方」が屋根の上で舞う中、重さ約4トンのだんじりが豪快に旋回すると、沿道から歓声が上がった。

 昨年は熱中症による搬送者が相次ぎ、この日、府南部は午前中に30度を超えた。宮本町の「若頭」を務める佐々木良平さん(47)は熱中症対策の飲み物を大量に準備したという。「仲間が頻繁に水分を取れるように気をつけたい」と話した。

ジャンルで探す