「つばさの党」の黒川敦彦代表ら3人を3回目の逮捕…選挙カー追尾や街頭演説を太鼓で妨害の疑い

 4月の衆院東京15区補欠選挙を巡る政治団体「つばさの党」による選挙妨害事件で、警視庁は28日、同団体代表の黒川敦彦被告(45)(埼玉県朝霞市)ら男3人(いずれも公職選挙法違反で起訴)を複数の他陣営に対する公選法違反(自由妨害)容疑で再逮捕した。3人の逮捕は3回目。

黒川敦彦被告(5月17日撮影)

 発表によると、3人は補選期間中の4月19日、東京都江東区で参政党の吉川里奈氏(37)、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)の選挙カーをそれぞれ約3~4キロにわたり車で追尾して交通の便を妨げたほか、同25日に日本維新の会の金沢結衣氏(33)の街頭演説会場で太鼓を打ち鳴らすなどして聴衆が演説を聴くのを困難にし、選挙の自由を妨害した疑い。

 吉川、酒井両氏の選挙カーは警察署への避難を、金沢氏陣営は街頭演説の中断をそれぞれ余儀なくされた。

 東京地検は28日、酒井氏の選挙カーを追尾して選挙活動を妨害したなどとして、黒川被告ら3人を公選法違反(自由妨害)で東京地裁に追起訴した。

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