留萌の17歳女子高生殺害、転落現場の神居大橋で道警が実況見分…16歳少年の保護処分決定
神居大橋や周囲の状況を確認する捜査員(25日午前9時29分、旭川市で)=高橋剛志撮影
北海道留萌市の女子高校生(17)の殺害事件で、北海道警は25日、女子高校生が石狩川に転落させられた現場とみられる旭川市・神居古潭地区の「神居大橋」で実況見分を行った。実寸大の人形を橋の欄干に座らせた後、水面まで繰り返し落下させるなどしており、道警は「転落の状況を確認した」と説明している。
見分は午前9時頃から約1時間半、捜査員ら約30人態勢で実施。殺人容疑などで逮捕された同市の無職内田
内田容疑者と女は4月19日午前3時40分頃~同4時頃、女子高校生を橋から約10メートル下の川に転落させ、溺死させた疑いが持たれている。これまでの調べでは、女子高校生が内田容疑者の写った画像をSNSに転載したことでトラブルになり、内田容疑者と女、知人の少年(16)、少女(16)の計4人が18日夜に女子高校生を車に監禁。暴行を加えながら旭川市内を連れ回した後、内田容疑者と女が女子高校生を神居大橋に連れて行ったとみられることも判明した。
一方、関係者によると、内田容疑者は「(女子高校生が)橋から落ちたかは知らない。置いてきただけ」などと供述し、殺害への関与を否定しているという。
16歳少年を少年院送致
旭川家裁は25日、女子高校生の監禁事件に関与したとして、少年を20日付で第1種(旧初等・中等)少年院送致としたことを明らかにした。少女については18日付で保護観察処分を決定したという。
06/26 08:38
読売新聞