かき氷も!建設現場 製陶所 プールサイド…暑すぎる!働く人たちの熱中症対策は?

連日の厳しい暑さの中で働いている人たちは、どのような「熱中症対策」をしているのか、教えてもらいました。

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名古屋市にある名城公園の中の工事現場。

ここでは来年7月の開業に向けて、愛知県の新しい体育館「IGアリーナ」の建設が進んでいます。

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この暑~い場所での熱中症対策の一つが…「かき氷」の無料提供です。

(作業員)
「体が冷えて、めっちゃいい。これなしの作業は考えられない」
「外が暑いので助かる。立っているだけで汗がにじみ出る暑さ」

かき氷が食べられるのは週に2回で、工事に関わる企業などが費用を出し合っています。

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かき氷で体を冷やしたくなる建設現場、その温度は?

(桜沢信司 気象予報士)
「サーモグラフィーカメラで見てみます。路面や壁が白い表示になっていて、かなり暑いのがわかります。上を見ると、着々とできあがっているIGアリーナも、真っ赤です」

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もちろん、かき氷の他にも、熱中症対策は欠かせません。

(IGアリーナ職長会 神谷拓己 会長)
「ファンの付いた作業服やスポーツ飲料の半額、熱中症対策用のアメの配布。(この夏に熱中症になった人は)今のところいない。(声かけも)ものすごく大事。体調がちょっとでも悪そうな人がいたら声をかけるようにしている」

窯の中は1160℃!暑い作業場では…

猛烈な暑さの中で働く人と言えば、こちらも…。

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ここは、瀬戸市の文山製陶所。

食器などを焼く窯の中の温度は、なんと1160℃!部屋の中も、とにかく暑いです。

サーモグラフィーカメラでみてみると…。

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(桜沢信司 気象予報士)
「130℃を超えていますね」

少しでも熱気を逃がそうと窓は全て開けて、扇風機もフル稼働。
それでも暑い作業場で、職人さんの熱中症対策は?

(文山製陶所 加藤正樹 代表)
「できるだけ、この場にいないようにして、水分補給と(作業場を)クーラーで冷やしている」

プールにもあった“危険な場所”とは

一方、こちらは夏休み中の子ども達で賑わう名古屋市北区の「楠プール」。

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(子どもたち)
「気持ちいい!」「楽しい」
(保護者)
「暑いからね、ずっと水から出られない」

涼しくて気持ち良さそうな子どもたちに対して、大変そうなのはプールの安全を守る監視員です。

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(プール監視員)
「暑いですね。(暑さ対策に)氷のやつを首に巻いたり、帽子をかぶったりしている。(帽子をかぶるだけで)だいぶ違いますね」

熱中症を防ぐアイテムを見せてもらいました。

(楠プール監視員 和田一広さん)
「これは氷水で冷やした『アイスタオル』。アイスクルーが、監視員の元にタオルを持っていき、体温を下げる取り組みを行っている」

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そして、一見涼しそうなプールにも、実は危険な場所が。

(楠プール監視員 和田一広さん)
「高温多湿の中で、特にプールサイド」

プールサイドの表面温度をサーモグラフィーカメラで測ってみると…

(桜沢信司 気象予報士)
「プールは涼しいですけれど、周りは真っ白に表示されます。危険な暑さになっています」

プールサイドの表面は45℃以上を示す白い表示。

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打ち水をすると35℃と、温度は10℃以上下がりましたが、しばらくすると再び熱くなります。

このプールでは、3年前からサンダルを履いてもオッケーに。
また、利用者には1時間に10分間、プールからあがって休憩をとり、水分補給を促すほか。

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(スタッフ)
「気分の悪い人はいないですか?」

スタッフ一丸となって、利用者とスタッフの熱中症を予防していました。

猛暑の出口が見えない東海地方。
熱中症には、しばらく警戒が続きそうです。

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