最高値はJRセントラルタワーズ前の名駅1丁目 1平方メートル1288万円 東海三県路線価公表
相続税などの算定基準となる2024年の「路線価」が公表され、愛知県は多くの地点で去年に比べ2桁の上昇、三重県は32年ぶりの上昇となりました。
愛知県で路線価が最も高かったのは、JRセントラルタワーズ前の名古屋市中村区名駅1丁目で、1平方メートルあたり1288万円と去年と比べて0.6%上昇しました。
愛知県で最も上昇したのは刈谷市桜町1丁目で、去年と比べ12.5%上昇し、27万円、名古屋市熱田区金山町1丁目で12.2%上昇の230万円など、各地で2桁の上昇となりました。
新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、飲食店に客足が戻っていることや、各地で不動産投資が活発化したことが要因とみられます。愛知県の標準宅地の評価基準額は3年連続で上昇しました。
また、岐阜県で路線価が最も高かったのは、JR岐阜駅北口前の岐阜市吉野町5丁目で、1平方メートルあたり51万円と、去年と比べて4.1%上昇しました。最も上昇したのは高山市上三之町で、去年と比べて17.8%上昇し、26万5000円でした。
外国人観光客の増加に伴う店舗賃料の上昇や、ホテルの開発が活性化されたことなどが要因とみられます。岐阜県の標準宅地の評価基準額は、去年に続き下落しました。
一方、三重県では標準宅地の評価基準額が去年より0.1%上昇し、32年ぶりの上昇となりました。路線価が最も高かったのは、近鉄四日市駅前の四日市市安島1丁目で、1平方メートルあたり35万円と、去年より6.1%上昇しました。近鉄四日市駅付近の再開発や、バスターミナル整備への期待感が上昇の要因とみられます。
07/01 19:13
CBCテレビ