実は飛行機好きな藤井聡太八冠(21)「滑走路や駐機場を見ることができる」 “愛知対決”の舞台は「羽田空港」名人戦七番勝負 第3局
将棋の藤井聡太八冠が豊島将之九段の挑戦を受ける、名人戦七番勝負の第3局が始まりました。舞台は初めての開催の羽田空港、藤井八冠にとって追い風となるのか。
(藤井聡太八冠)
「羽田空港では昨年の名人就位式を開催していただいて、私にとってはなじみ深い場所」
初防衛を目指す愛知県瀬戸市出身の藤井八冠が、一宮市出身の豊島九段の挑戦を受ける“愛知対決”。
名人戦七番勝負の第3局は、午前9時に藤井八冠の先手で始まりました。名人戦は先に4勝した方がタイトルを獲得しますが、藤井八冠は開幕から2連勝。第3局も勝てば初防衛に王手をかけます。
舞台は羽田空港。空港での将棋の公式対局は、史上初めてです。
第1ターミナルの中の会議室に畳を敷いた会場の窓からは、飛行機が離着陸する様子も。7日に行われた検分で、騒音対策の防音壁を設置するかどうか決めるためのやり取りでは…
(立会人)
「『びょうぶ』ですか?あれを立てる?」
(実行委員)
「台の上に立てるような…」
(立会人)
「それを置くと、どの程度の効果が?」
(実行委員)
「多少の効果が…」
(立会人)
「多少の効果…」
笑いをこらえる藤井八冠。
(藤井八冠)
「今のところ、それほど(騒音は)気にならない」
「鉄道好き」で知られる藤井八冠ですが、実は飛行機好きなことも明らかに。
ファンミーティングでは…「中部国際空港の飛行機の話」?
かつて叡王戦の見届け人の権利を250万円で購入した、筋金入りの藤井八冠ファン、「将棋マダム」。
ことし開催された、藤井八冠を囲むファンミーティングに参加したときの話をしてくれました。
(大石邦彦アンカーマン)
「どんな話を?」
(将棋マダム)
「中部国際空港の飛行機の話」
(大石アンカーマン)
「中部国際空港の飛行機?電車じゃなくて?」
(将棋マダム)
「藤井八冠は飛行機にも造詣が深くて、すごく詳しい。(国内では)セントレアにしかとまらない飛行機がある。『ドリームリフター』が好きなんですって。藤井八冠が」
そんな藤井八冠の意気込みは…
(藤井八冠)
「対局場からも滑走路や駐機場を見ることができる。そういったところを楽しみながら、リフレッシュしつつ集中して指したい」
先週、藤井八冠は、同時進行している「叡王戦」でカド番に追い込まれ、八冠陥落のピンチに。飛行機好きの藤井八冠が羽田空港という舞台を追い風にするのか。
空港内の飲食店が提供する8日の藤井八冠の勝負めしは「黒毛和牛ハンバーグとアンガスステーキのコンビ」。午前のおやつは「マンゴープリン」でした。
名人戦第3局は、9日夜に決着する見込みです。
05/08 16:45
CBCテレビ