藤井聡太八冠(21)が名人戦七番勝負で2連勝 叡王戦第2局で敗れたもののタイトル戦では“連敗なし”

愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠(21)が、愛知県一宮市出身の豊島将之九段(33)の挑戦を受ける、将棋の名人戦。

愛知対決の第2局は4月24日に藤井八冠が勝ち、2連勝となりました。

名人戦七番勝負第2局2日目(4月24日)

先に4勝すればタイトルを獲得する「名人戦七番勝負」。

第2局は23日から、千葉県の成田山新勝寺で行われていましたが、終盤までもつれる大激戦に。

2日目の24日午後9時19分、藤井八冠が126手で豊島九段に勝ち、2連勝で初防衛に前進しました。

CBC

(藤井聡太八冠)
「思っていた以上に苦しい展開になってしまった。第1局と本局、どちらも中盤でミスが出てしまっているので、そこを改善していかないといけない。しっかり振り返って第3局は良い内容の将棋が指せるよう頑張りたい」

CBC

一方、名人への返り咲きを狙う豊島九段は。

(豊島将之九段)
「序盤かなり早い段階で悪くしてしまったので(次は)そうならないよう何とかやっていきたい」

藤井八冠は、4月20日の叡王戦第2局で伊藤匠七段に敗れた結果、去年から続いていたタイトル戦の連勝記録が「16」でストップ。

大山康晴十五世名人の歴代最多「17連勝」に肩を並べることはできませんでした。

名人戦七番勝負第2局1日目(23日)

その3日後に始まった今回の対局。

藤井八冠にとって早くも100戦目のタイトル戦でしたが、これまで一度も「連敗していない」底力を発揮しました。

5月8日から、東京の羽田空港で行われる名人戦第3局に勝てば初防衛に王手です。

その前に5月2日には、1勝1敗のタイとなった叡王戦の第3局が名古屋の東急ホテルで行われます。

藤井八冠の地元での熱戦に期待です。

ジャンルで探す