2023年度の寄付総額は3億1824万円と前年度の3.7倍に ふるさと納税強化に取り組む三重・四日市市 

戦略プロデューサーを採用するなど、ふるさと納税の強化に取り組んでいる三重県四日市市。その効果が現れたようです。

四日市市ではこれまで、ふるさと納税での市民税の控除額が市に寄せられる寄付金を上回り、税収が大幅に流出する状態が続いていて、2022年度は約9億円の赤字になっていました。

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これを受けて市は、去年から大手広告会社、電通出身の日下幸一郎さんを戦略プロデューサーとして年収1000万円で採用するなど、寄付の増額を目指してきました。

そして23日、森智広市長は定例会見で、昨年度の寄付総額が3億1824万円と前年度の約3.7倍に上ったことを発表しました。

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(四日市市 森智広市長)
「返礼品にエントリーするだけだった事業者さんが『いかに選ばれるようなPRをしていこうか』という意識に変わってきている」

市は寄付額が増えた要因として、日下プロデューサーの監修のもと、ポータルサイトでの写真やメッセージを工夫し、PRを強化したことなどを挙げていて、特に2大人気の九鬼産業の「ごま油」と宮﨑本店の「キンミヤ焼酎」は前年度比でそれぞれ4倍の寄付額を集めました。

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四日市市は引き続き寄付の増額を目指していて、今年度は昨年度を6割以上上回る5億1700万円を目標としています。

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