「ことしは桜がジャストミート!」約400年の歴史 ユネスコ無形文化遺産“犬山祭” 車山(やま)と桜の共演
週末は、各地で桜が満開となり、お花見の名所は多くの人で賑わいました。
開花が遅れたことで、桜のタイミングがぴったりになった祭りも。
(花見客)
「カンパーイ!」
「名古屋の桜、きれいですね」
名古屋市昭和区の鶴舞公園。
週末は、約750本のソメイヨシノが満開を迎えました。
4月6日(土)は、天候にも恵まれ花見を楽しむ大勢の人の姿が。
(花見客)
「朝5時くらいに場所取りに来たが、ここしかあいてなかった」
ことしはすでに約42万人が訪れたという鶴舞公園の「桜まつり」。
例年より桜の開花が遅れたことから、4月14日まで延長して開催される予定です。
一方で…約400年の歴史を持ち、ユネスコの無形文化遺産に登録されている犬山祭。
高さ約8メートルの豪華絢爛な車山(やま)が、風情ある城下町を練り歩くことで知られます。
ことしは車山と見頃を迎えた桜との共演となり、7日は多くの人で賑わいました。
(訪れた人)
「衣装もいいし、雰囲気もいい」
「桜の時期がちょうど重なったので、車山と桜がとてもきれい」
「ことしは桜がジャストミート」 外国人観光客の姿も
(犬山祭保存会 石田芳弘会長)
「ことしは桜がジャストミート。近年まれに見る いいお祭りに条件として揃った。去年は(コロナ禍の)後遺症が雰囲気として残っていたが、きょうは完全に峠を越したという感じ」
コロナ禍が落ち着いたこともあり、会場には外国人の姿もちらほら。
(外国人観光客)
「車山がとても美しいし、車山の装飾や人々から出るエネルギーも好き。桜が咲き誇る環境もすてき」
「特に今は桜が咲いているから美しい。大好き」
「犬山城を見に来たら偶然、祭りが開催されていた。とてもラッキー。たくさん人が歩いていて雰囲気もいい」
総勢13両の車山が広場に勢揃いした後は、笛や太鼓に合わせてからくり人形が披露されました。
精密なからくりが決まると会場からは歓声と拍手が沸き起こり、訪れた人は満開の桜と華やかな祭を堪能していました。
04/08 16:30
CBCテレビ