リニア中央新幹線 住宅街の下を掘り進める調査を開始 掘削機“シールドマシン”で 地上への影響を確認

リニア開業に向け一歩前進です。

JR東海はトンネル工事のため、4月8日から名古屋市などで、掘削機「シールドマシン」を使った調査を始めました。

リニア中央新幹線、品川~名古屋間では、路線の8割以上が地下またはトンネルを通る計画です。

このうち、名古屋駅から岐阜県可児市までの全長34.2キロをつなぐ「第一中京圏トンネル」について、JR東海は8日から、名古屋市の名城工区と春日井市の坂下西工区で、シールドマシンを使った調査を始めたことを明らかにしました。

CBC

調査では、それぞれ地上から60メートル程度の深さの場所を250メートルから300メートルほど掘り進め、振動などを計測して掘削の影響が地上に出ていないかなどを確認するということです。

調査結果は沿線住民に説明した上で、2025年春ごろには本格的な掘進工事を始めたいとしています。

坂下西工区では、コンクリートを削る一部の工事で想定よりも時間がかかっていましたが、現時点で工期に変更はないということで「タイトな工程だが早期に工事を進める」としています。

CBC

愛知県で、都市部の住宅街の下を掘り進めるのは、今回が初めてです。

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