花見でなく“枝見” いつ咲くんだ？ことしのサクラ　花見の名所では場所取りしつつ仕事をする会社員も

名古屋のサクラの開花発表はいつになるのでしょうか…やきもきしている取材班は3月27日もサクラの名所・鶴舞公園へ！

（牧野恵美記者）
「見渡す限り、桜はほとんど咲いていませんが、よく見てみると…数本ですがピンクのつぼみが膨らみ始めているものもあります」

サクラの開花の遅れは気温の低さや悪天候が影響しているとみられ、名古屋の平均気温は、2月は8.1度だったのに対し、3月（26日まで）は7.8度と、なんと3月の方が寒かったのです！

（訪れていた人）
「（花見ではなくて）『枝見』になっています。枝ですね。去年もたぶん同じ時期に（来て）そのとき満開だったので、ことしはちょっと残念だったなと」

開花の遅れに、キッチンカーのスタッフは頭を抱えます。

（キッチンカーのスタッフ）
「（売り上げは）半分以下」
「早く咲いてほしい。（売り上げが）全然違う。3割、4割は少ない」

しかし、久々の青空になった27日は、花見を待ちきれない大勢の人の姿が…

（訪れていた人）
「きょうは晴れてよかった。咲いていないけど楽しい。みんなで集まって食べて飲んで」

中には、夜の会社の花見のために朝から場所取りをしつつ、公園で仕事をするという強者も。

一方、こちらは…クレヨンで絵を描いている男性が。

（訪れていた人）
「桜を描いているが、残念ながらつぼみなので、絵では満開にしようと」
Q桜が咲いたら？
「もう一回ここに来て、絵と比べて書き直したい」

少しずつ、でも確実にお花見を楽しめる状態に近づいています。

それでは肝心の「開花の発表」はいつになるのでしょうか?

（桜沢信司気象予報士）
「名古屋地方気象台です。こちらが気象台で観測しているソメイヨシノの標本木。ピンクの花びらがだいぶ見えてきました。開花も“秒読み”です」

桜の開花の発表を決める名古屋地方気象台の標本木。

5～6輪咲けば「開花」が発表されますが、27日は1輪しか咲かず…それでも、早ければ28日にも開花する見通しとのこと。

本格的な春ももうすぐ到来です！