「8.8秒間の脇見が 娘の『行ってきます』を永遠の別れに変えました」 2年前の修了式の日に失われた9歳の命…父親の思い

2年前、名古屋市瑞穂区で小学校の修了式を終えたばかりの児童2人が車にはねられ、1人が死亡した痛ましい事故。遺族が今も変わらない苦しい胸の内を明かしました。

CBC

事故はおととし3月、小学校の修了式の日に起きました。瑞穂区田辺通の交差点で、下校中の小学生2人が青信号で横断歩道を渡っていたところ、赤信号で走ってきた車にはねられ、3年生の女の子(当時9)が死亡し、4年生の女の子(当時10)が大けがをしました。

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この事故の裁判では、車を運転していた男が「8.8秒間」のわき見をしていたことが事故の原因だとして、名古屋地裁は男に禁固5年の判決を言い渡しています。

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3月24日で事故から2年。死亡した小学3年の女の子の父親が、コメントを発表しました。

(父親のコメント)
「犯人の8.8秒間の脇見が、娘の『行ってきます』を永遠の別れに変えました。『ただいま』という娘の声をもう一度聞くことができたら、どんなに幸せか。交通事故は、あまりにも容易に、かけがえのない“日常”を奪ってしまいます。交通ルールを守り、人を思いやり 正しい行動ができる社会になることを心から願っています。娘を想う父」

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