ジブリパーク周辺の経済効果は? 近くの温泉施設「集客は微増」 商店街「集客はほぼなし」 愛知県の負担は362億円

16日の「魔女の谷」のオープンで、ジブリパークがフルオープンとなります。

地元にはどのぐらい恩恵があるのか。権利の問題で、ジブリのキャラクターなどは容易には使えないということもあって、恩恵は限定的とみられています。

地元にいろいろと聞いてみました。
「長久手温泉 ござらっせ」は、ジブリパークのチケットを提示すると、ジブリ割を使うことができるんです。入泉料は大人770円が650円、子供は300円が250円。毎月約100組が利用するそうです。

しかし「長久手温泉 ござらっせ」は、毎月3万人から4万人が利用するので、100組となると「集客は微増」かなというところです。一方で、半数は県外の人なので、新規のお客さんは得ているようです。

CBC

一方で、地元の商店街で飲食店などはどうなのか聞いてみると「集客はほぼなし」ということなんです。なぜかというと、ジブリパークに行く人はジブリパークで遊んだらそのまま帰るか、大型商業施設に行く人がほとんどで、地元の飲食店などに行く人はほとんどいないようなんです。

これではいけないと、パーク内に地元の飲食店などに来てもらえるようなPRパンフレットを設置しているということなんです。

「ジブリパーク」は愛知県の公園整備事業 負担は362億円

そもそもジブリパークは、愛知県の公園整備事業で、多額の税金がつぎ込まれています。愛知県の負担分は、362億円にも上ります。

CBC

では、実際にどんなことが行われているのか。

愛・地球博記念公園では去年、近くの県と一緒に物産展を開催したり、県のPR動画を流したり、特産品を販売をしたりしてPRはしているようです。

こうした地道なPRがどこまで功を奏しているのか。未知数ではありますが、ジブリパークを有効活用しないと多額の税金が無駄遣いになってしまいます。

アカデミー賞も受賞した、世界コンテンツを観光に活かしして、愛知観光の核になることが期待されています・

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