全国ワーストの泥棒被害 その瞬間映像 「動体検知しました…」犯人逮捕に一役買ったのは防犯カメラ スマホでリアルタイムに映像確認

ことし1月、たった1か月間で愛知県内で確認された侵入盗の被害額は、なんと10億円にも上ります。その手口は「大胆」かつ「短時間」なのが特徴です。防犯カメラがとらえました。

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愛知県内の事務所に設置された防犯カメラの映像です。年配の男が扉の前にやってきました。

工具で扉の鍵を壊すと…扉が開きました。そのまま中を物色します。この事務所では過去に2度、何者かに侵入され現金が盗まれる被害がありました。

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(被害者)
「1回目の被害が10万円ほど。2回目はほぼ置いていなかったので、小銭を数千円程度(盗まれた)」

3度目の被害は免れたいと、事務所の管理者が防犯カメラを設置したところ、男の出入りが確認されました。

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(当麻記者)
「犯人逮捕に一役買ったのがこちらの防犯カメラです。スマホでリアルタイムで映像が確認できます」

今回の事件でも、自宅にいた被害者のスマートフォンに通知がありました。

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(被害者)
「家にいたがスマホに『動体検知しました』と通知が届き、確認したらまさかと思ったが、本当に(犯人が)映っていて、すぐ110番通報した」

ことし1月、たった1か月間に、愛知県内で確認された侵入盗の被害件数は263件。その被害額はなんと10億円にも上り、全国ワーストに。こうした状況を打開するため警察は、防犯カメラを付けるだけでなく、リアルタイムで様子を確認することが大切だと呼びかけています。

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(愛知県警 鈴木満久地域安全対策室長)
「不在中も自宅の中を確認出来るスマホ連動型カメラを活用してもらいたい」

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愛知県内で多発する侵入盗の特徴は工具を使って扉や窓を壊す大胆なもので、かつ、犯行の時間は短いということ。そのため警察は、リアルタイムで通報してもらって、いち早く現場に駆け付け、犯人逮捕につなげたいと訴えています。

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