リニア中央新幹線工事の「残土」をめぐり、二分する意見の両方を記した答弁書を町長に提出 岐阜・御嵩町

岐阜県御嵩町の審議会は、リニア中央新幹線の工事で出る「残土」置き場の受け入れをめぐって二分する意見の「両方」を記した答申書を、町長に手渡しました。

CBC



JR東海は、御嵩町の美佐野地区などに、リニア中央新幹線のトンネル工事で出た「残土」置き場を建設する計画です。

CBC

町は当初、計画の受け入れを前提に、協議を進めてきましたが、去年6月に当選した渡辺幸伸町長は、受け入れを前提とした協議を白紙にする姿勢を示し、去年11月から7回にわたり、地元住民や専門家らによる、審議会が開かれました。

CBC

会では主に重要湿地に及ぼす影響などから、受け入れの是非で意見が割れ、審議会の三井栄会長が28日、町長に手渡した答申書には、二分する意見の「両方」が記されました。

(渡辺幸伸町長)

「審議会で議論された意義という部分をしっかり噛みしめながら対応していきたいと思っております」

CBC



渡辺町長は、今後のスケジュールはまだ決めていないとした上で、今後内容を精査して、JR東海と協議の方針を固めていきたいと説明しています。

ジャンルで探す