クマの走るスピードは時速50キロ 暖冬のことし冬眠から早めに目覚める可能性も 被害に遭わないためにはどうすればいい?

全国的に急増するクマの被害。今は冬眠の時期ですが、4月ごろから出没情報が増えてきます。では、実際に遭遇したらどうすればいいのか。

東海地方で出没する「ツキノワグマ」の特徴は、北海道に生息している「ヒグマ」よりも一回り小さく、中型犬よりも一回り大きいんです。体重は、重いクマで約130キロあるということなんです。

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しかも、走るスピードは時速50キロ程度と速いので、一度追いかけられてしまったら、逃げ切ることはやっぱり難しいというのがわかりますよね。

このクマが、そろそろ出没の時期になりそうなんです。クマ類の出没の件数を1年間で見てみると、長い冬眠から目を覚ます4月頃から、徐々に出没件数が増え始めています。そして5月以降は、急速に増えていきます。

今年は暖冬なので、もしかしたら早めに眠りを覚ますクマもいるかもしれません。

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そこで、対策を早めに考えておくということが必要です。クマ対策に力を入れている岐阜県に話を聞きました。

人身被害に遭わない方法はズバリ「クマと遭遇しないこと」という答えが返ってきました。これは当たり前の答えなんですが、実はクマと遭遇しないように“事前準備の必要性”を訴えているんです。

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1つ目は「出会わない」こと。クマ鈴やラジオなどを使って自分の存在を音で知らせる。または、クマが出没しやすい早朝や夕方は、里山周辺を避けることも必要だということなんです。

そして2つ目は「寄せつけない」こと。やはり生ゴミなどを放置していると、餌場になってしまうので、こういったものを片付けるということも大切だということです。今や住宅街にも出没するクマに注意が必要です。

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