名古屋市教育委員会の金品授受問題 人事案を承認する局長級の幹部“個人”に現金200万円 2018年度から今年度までで

名古屋市教育委員会が複数の教員団体から金品を受け取っていた問題で、幹部“個人”にも現金が渡されていたことが分かりました。

(名古屋・河村たかし市長)
「差し入れみたいなものがいつ現金になったのか。誰もそれに『ちょっとまずいんではないかと言わなかったのはなぜなのか。教員社会はそうなっちゃってるのか」

この問題は名古屋市教育委員会で教員の人事を担当する教職員課が、小中学校の校長で構成される「校長会」など複数の教員団体から、校長に推薦する名簿とともに金品を受け取っていたものです。

CBC

2月11日の会見で、市教委は少なくとも40団体以上から200万円を超える金額と説明していましたが、今年度は推薦者名簿を提出した団体の8割にあたる、69の団体から、200万円以上の金品を受け取っていたことが新たに分かりました。

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また関係者によりますと、現金は市教委の幹部“個人”にも支出されていて、人事案を承認する局長級の幹部は、2018年度から今年度までに合わせて1人で200万円以上を受け取っていたということです。

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名古屋市は第三者の調査チームを立ち上げ、今年度中に中間報告を取りまとまる方針です。

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