「駐在さん」ではなく、みんな「山ちゃん」と… 一つの地域を27年間守り続けた警察官 今春の退職を前に仕事を振り返って「腹一杯やらせてもらいました」  

愛知県東栄町で27年間、地域の安全を守るため力を尽くしてきた「駐在さん」がこの春、退職します。

CBC

きょう(15日)、愛知県警の設楽警察署で感謝状を受け取ったのは「設楽署の生き字引」とも呼ばれる山本勝巳巡査部長(64)。

1997年3月に東栄町の駐在所に赴任してから27年間「駐在さん」として地域の安全を守り続けてきました。

(山本勝巳 巡査部長)
「普段、管内を回って声をかけることで、安心してもらえるのではないかと思って自分から声をかけていた。それが一番大事な仕事だと思っている」

CBC

子どもたちの通学路の見守りや地域のパトロールのほか、奥三河の山を知り尽くしていて山岳救助にも尽力。

また、地元の祭りに参加するなど地域住民に近い存在として親しまれてきました。

CBC

(山本勝巳 巡査部長)
「『駐在さん』と呼ばれるのは3割くらい、みんな『山ちゃん』と気安く呼んでくれる」

(妻の礼子さん)
「(夫は)意志は強いけれど、大ざっぱなところもある。(駐在の仕事は)合っていると思う。いろいろとありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

(山本勝巳 巡査部長)
「こちらこそ、お願いします」

CBC

この春、退職する山本さん。

27年を振り返って、今、思うことは…。

(山本勝巳 巡査部長)
「これで警察の仕事を離れるのかと思うと、一言で言うと…、やっぱり寂しい。(仕事は)腹一杯やらせてもらいました」

ジャンルで探す