しゃぶしゃぶ店が肉の産地を偽装した疑い　暴力団幹部の男ら3人逮捕　店の厨房からスーパーで買ったとみられる肉のパック見つかる

愛知県豊田市のしゃぶしゃぶ店が鹿児島県産黒豚などと産地を偽装した疑いで、店を経営していた暴力団幹部の男ら3人が逮捕されました。

逮捕されたのは、指定暴力団・六代目山口組傘下組織の幹部、鈴木浩且容疑者（46）ら男3人です。

警察によりますと3人は2023年12月6日、鈴木容疑者が経営する豊田市の飲食店「美食家しゃぶしゃぶとん吉』で提供する肉を「鹿児島県産黒豚」などとホームページやメニュー表などで偽って表示し、実際は別の産地の肉を提供した不正競争防止法違反の疑いがもたれています。

2023年10月、警察に産地偽装の情報が寄せられて事件が発覚。警察は3人の認否を明らかにしていません。

店の厨房からはスーパーで買ったとみられる肉のパックなどが見つかっていて、警察は売り上げが暴力団の資金源になっていたとみて調べています。