珍風習「親子の杯」って何!?かっぱを退治した伝説から“ある人”と杯を酌み交わすと「水難事故に遭わない」

漁業の町、三重県紀北町で子どもを水難事故から守る伝統儀式「親子の杯」が行われました。

晴れ着を着た赤ちゃんと杯を酌み交わすこの儀式は、紀北町の漁師町、紀伊長島の旧家湊家に伝わる「親子の杯」です。

湊家当主が河童を退治したことから水難に遭わないという言い伝えがあり、地元では男の子が生まれると、水難事故に遭わないように願いを込めて毎年、湊家当主と杯を酌み交わします。

11日、生後10か月の赤ちゃんや去年、新型コロナの影響で来られなかった幼児など3組の親子が湊家を訪れ、14代目当主の湊浩章さん(62)と厳かに親子の杯を酌み交わしました。

(参加した親子)
「水難事故に遭わないのはうれしいので、健康に元気に育ってほしい」

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