“ヤミ金から指示を受け”他人に譲り渡す目的で口座開設 執行猶予付きの有罪判決受けた伊勢市職員を懲戒免職

他人に譲り渡す目的で通帳とキャッシュカードを作った罪などに問われ、執行猶予付きの有罪判決を受けた伊勢市役所の男性職員が懲戒免職処分となりました。

12月22日付けで懲戒免職処分となったのは、伊勢市都市整備部監理課の48歳の男性職員です。

警察などによりますと、男性職員は2021年10月、市内の金融機関で他人に譲り渡す目的で口座を開設し、通帳とキャッシュカードを作った詐欺の疑いで逮捕、起訴され、その後の裁判で懲役1年6か月 執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。

男性は逮捕時の取り調べに対し、容疑を認めたうえで、「闇金業者から指示を受け、悪いことだと分かっていたが、通帳とキャッシュカードを業者に送った」と話していました。

また、伊勢市は2023年8月に市内のコンビニエンスストアで商品を盗んだとして逮捕された24歳の消防職員の24歳の男性を停職3か月の懲戒処分としています。