ウクライナから避難 小学2年リーザのクリスマス 祝日は1月7日→欧米と同じ12月25日に「祖父母と一緒にクリスマスを祝いたい」

ロシアによる軍事侵攻を受け、ウクライナではことしからクリスマスの祝日を1月7日から12月25日に変更しました。
愛知県内などに避難した人たちのクリスマスパーティーも12月に開かれました。

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12月23日、名古屋市名東区で開かれたクリスマスパーティー。
ロシアによる軍事侵攻を受け、愛知県内などに避難したウクライナ人およそ70人が参加しました。

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デルカッチ・エリザベータさん7歳もその一人。去年6月、両親と2人の姉とともに愛知県に避難してきました。

いまは、名古屋市内の小学校に通う2年生で、同級生たちからは「リーザ」と呼ばれています。

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日本での生活や日本語にも慣れ始めたエリザベータさんですが、軍事侵攻の長期化でウクライナには1年半帰れていません。

今回のクリスマスパーティーはウクライナから避難してきた人たちに楽しい時を過ごしてもらいたいと開かれました。

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エリザベータさんは友人たちと劇をしたり、ジンジャーブレッドをデコレーションしたりウクライナ風のクリスマスを楽しみました。

実はウクライナの人たちのクリスマスはことし大きな変化が…。

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ゼレンスキー大統領が7月、ロシア正教会に従って1月7日に祝っていたクリスマスの祝日を多くの欧米諸国と同じ12月25日に変更。「ロシア離れ」は宗教にも進んでいるのです。

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エリザベータさんの母親オレーナさんはクリスマスの祝日が変更されたことに「戸惑いはなかった」「変更されて良かった。ソ連になる時に勝手に変わったもので、元に戻すのは良いことだ」と話します。

エリザベータさんの祖父母は「住み慣れた土地を離れたくない」といまもウクライナで暮らしています。

エリザベータさんの母・オレーナさん「間違いなく私たちは両親と一緒にクリスマスを祝いたいと思っていますが、今はそれができません。今回のクリスマスパーティーによって、ウクライナのクリスマスを思い出させ、自分たちは1人ではないと感じることができる」

ロシアによる軍事侵攻から1年10か月が経ちました。家族や友人が集まって安心して楽しむ事ができるクリスマスはいつになるのでしょうか。

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