7月閉館のミニシアター「名古屋シネマテーク」が復活へ クラファンで資金募り2024年2月開館目指す

ことし7月に惜しまれながら閉館した名古屋市千種区のミニシアター「名古屋シネマテーク」が復活することが発表されました。

単館上映を行う映画館には厳しい時代に、再出発にかける思いとは?

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(スタッフ 仁藤由美さん)
「名古屋シネマテークの跡地のこの場所で、劇場を再生して新しい映画館を作ります」

名古屋市千種区でことし7月に閉館した映画館「名古屋シネマテーク」の復活が発表されました。

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「名古屋シネマテーク」は1982年に開館。

単館上映を行うミニシアターの老舗として、内外の様々な映画を上映し人気でしたが、映像配信サービスの充実やコロナ禍の影響でことし7月、閉館を余儀なくされました。

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再出発は閉館当時の支配人、永吉直之(ながよし なおゆき)さんらが中心になって進められます。

厳しい時代に復活を目指したのには、こんな思いが…

(支配人 永吉直之さん)
「映画館そのものは厳しい時代。多様な映画を見てもらう場所は必要だと思っている」

複数のスクリーンを持つ「シネコン」が増加する一方で、ミニシアターのスクリーン数は去年、全体の6%あまりしかありません。

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しかし、日本で公開される作品の半数以上がミニシアターでしか上映されていません。

シネマテークの復活は、地元の人の声が後押ししたと言います。

(支配人 永吉直之さん)
「後押しをいただいたのは、今池の町の皆さんです。『映画館はないと寂しい』という声をいただいたのが大きな後押しになりました」

復活後の映画館の名前は「キネマ・ノイ」…ノイはドイツ語で「新しい」を意味します。

クラウドファンディングなどで改装や修理の資金を募り、2024年2月初旬の開館を目指すことにしています。

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