冷えは4タイプ「四肢末端型」「下半身型」「内蔵型」「全身型」それぞれ異なる対策が必要、あなたはどれ?【Nスタ解説】

寒くなると手足が冷たい…多くの方が悩まれているようです。皆さんはいかがですか?

冷えは4タイプで対策も異なる…簡単なエクササイズも

小笠原亘キャスター:
今回は冷えについて、日本初の「冷え症外来」を開設し、約8万人を診断してきたという北里大学の伊藤剛客員教授に話を伺いました。

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「大きく分けて冷えは4タイプ。原因に合った対策が必要です」とのことで、次の4つに分けられるようです。

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●四肢末端型
●下半身型
●内蔵型
●全身型

自分は何のタイプか知るために、4つの簡単な設問に答えてみましょう。

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<Q.1>普段の手足の冷え具合は?(2点)
A.手と足が常に氷のように冷える
B.足は冷えるが手は温かい
C.触ると手も足も温かい
D.人からも手足が冷たいと言われる

<Q.2>普段の食事摂取量は?(1点)
A.少なめ
B.普通
C.どちらかというと多め
D.どちらかというと少なめ

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<Q.3>寒いところにいると最も冷えを感じる部分は?(1点)
A.手と足の指
B.足やふくらはぎ
C.下腹部
D.背中または全身

<Q.4>冷えの他に起こりやすい症状は?(1点)
A.頭痛や腹痛が起こることも
B.足は冷えるのに顔が火照る
C.腹にガスがたまりやすい
D.体温が常に低く寒気がある

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まず、▼Bの回答が多かった人は「下半身型」です。伊藤先生によると、外来していても5割の人はこれに当てはまり、特に座り仕事の人が多いといいます。

お尻・ふくらはぎの筋肉が硬直しており、足の血行不良が冷えの原因だということです。悪化すると腰痛になったり、足がつったりするといいます。

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一方、▼Aの回答が多かった人は「四肢末端型」です。冷え性と聞いて皆さんがイメージするのはこれで、どちらかというと痩せ型の人が多いそうです。

体内で十分に熱が作られず冷えてしまい、その要因は筋肉量が少ないところにあるようです。悪化すると頭痛や肩こりにつながってしまうといいます。

それぞれのタイプの人向けに、簡単なエクササイズをご紹介しましょう。

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●下半身型「ふくらはぎほぐし」
ひざに逆足のふくらはぎを当てゆっくりと擦る(両足5回ずつ)

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●四肢末端型「足指ストレッチ」
足の指先を持ち5秒間裏側に折り曲げる(両足5回ずつ)

冬は足の“ムレ”が原因で体温が逃げてしまいやすい?

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小笠原キャスター:
続いて、▼Cが多かった人は「内蔵型」です。交感神経の働きが弱っており、汗をかいて体温が逃げてしまうのだそうです。悪化すると腹痛や便秘などになるといいます。

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冬はブーツや厚手の靴下を履くため重装備になり、中が「ムレる」という経験をしたことがないでしょうか。特に内蔵型の人は、靴の中で足汗が出やすく、それが蒸発して体温が下がってしまいやすいそうです。

対処法としては、制汗剤を塗って汗を止めること。塗らずに汗をかくときと比べ、表面温度がだいたい2~3度も違ってくるといいます。

とはいえ、制汗剤を塗る・塗らないというよりも、通気性のいい靴や薄い靴下を履くのがいいそうです。

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最後に、▼Dが多かった人は「全身型」です。甲状腺の機能が低下している可能性があるため、一度病院で検査をしたほうがいいのではないかということです。あとは、運動不足や生活習慣なども見直してほしいとのことでした。

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