秩父鉄道が「第4種踏切」全て廃止の方針 第4種踏切は私鉄最多 高崎市での死亡事故受け

群馬県高崎市で9歳の女の子が警報機と遮断機のない「第4種踏切」で電車にはねられ、死亡した事故を受け、秩父鉄道は「第4種踏切」をすべて廃止する方針を明らかにしました。

今月6日、高崎市にある上信電鉄の警報機と遮断機のない「第4種踏切」で9歳の女の子が電車にはねられ、死亡しました。

秩父鉄道はきのう、この事故を受けて、「第4種踏切」をすべて廃止にする方針を明らかにしました。

秩父鉄道には「第4種踏切」が私鉄で最も多い85か所設置されていて、今後、踏切自体を廃止するか、警報機と遮断機のある「第1種踏切」に改修するか、地域住民などとの話し合いを進めていくということです。

秩父鉄道によりますと、「第1種踏切」への改修費用の負担については、埼玉県や沿線の自治体などと協議していくとしています。

秩父鉄道は事故の前から、「第4種踏切」の半数近くに、人が近づくと注意喚起のアナウンスが流れる機器を設置するなど、踏切を安全に利用するための取り組みを行っていましたが、大半は対策がされていませんでした。

秩父鉄道の担当者はJNNの取材に対し、「事故を未然に防ぐために、対策を早急に進めていきたい」とコメントしています。

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