「作業を再開する準備を進めているところだと思う」 福島第一原発停電による処理水放出停止を受け 原子力規制委員長がコメント

福島第一原発で停電による影響で処理水の放出が停止していることを受け、原子力規制委員会の山中伸介委員長は「電源は復旧をして、作業を再開する準備を進めているところだと思う」と述べました。

東京電力によりますと、きょう午前10時43分ごろ、福島第一原発で停電が発生し、今月19日から行われていた処理水の海への放出が停止しました。

こうしたことを受け、原子力規制委員会の山中委員長は「原因についてはこれから調査をしないといけないが、電源停止に伴って、放出設備はきっちりと停止したと報告を受けている」としたうえで、「現状では電源は復旧をして、改めて作業を開始する準備を進めているところだろうと思っている」と述べました。

福島第一原発ではきょう、IAEA＝国際原子力機関による処理水の調査が行われることになっていました。