【速報】死亡作業員2人の氏名発表 八重洲のビル建設現場で15トンの“梁”落下 業務上過失致死傷で捜査へ 大林組「事実関係を確認中」

東京駅八重洲口近くの高層ビルの工事現場でおよそ15トンの鉄骨が落下した事故で、警視庁は死亡した男性作業員2人の氏名を発表しました。

きょう午前9時半ごろ、東京・中央区八重洲の地上51階、地下4階建てビルの工事現場の7階部分でクレーンにつり下げられた長さ30メートルほど、およそ15トンの鉄骨の「梁」の上で男性作業員5人が作業をしていました。

警視庁によりますと、「梁」は下から別の複数の鉄骨で支えられていましたが、クレーンのワイヤーが何らかの原因で外れ、「梁」とともに作業員5人が3階部分に落ちました。

作業員5人のうち、埼玉県朝霞市の会社員・原裕一郎さん(33)、千葉県市川市の会社員・花田大和さん(43)が死亡し、別の40代の作業員は一時意識不明に陥りましたが、現在は回復しました。また、けがをした20代の作業員2人は命に別状はないということです。

このビルは大林組が代表の共同企業体が担当していて、2021年に着工し、2025年に完成予定でした。

大林組は「⼯事に従事される⽅の安全を守れなかったことは悔恨の極み」「事故原因の究明に全⼒を挙げて取り組み、再発防⽌の徹底に取り組んでまいります」とコメントを発表しています。

警視庁は、業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査する方針です。

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