闇バイト、絶対に駄目=寄席で学生に注意喚起―立教大

立教大は19日、池袋キャンパス(東京都豊島区)で学生向けに「闇バイト」の危険性を寄席で訴える取り組みを行った。楽しみながら学んでもらうのが狙いで、約70人が耳を傾けた。
立教大では学生らに悪質商法などの実態を学んでもらうため3年前から啓発プログラムを開催。今回の落語もその一環で、首都圏などで相次ぐ強盗事件を受け、闇バイトを初めて取り上げた。
落語の演目は「闇じゃないバイト」。同大落語研究会所属の学生らが創作し、披露した。
困窮する学生がインターネットで「日当10万円」のアルバイトに応募しようとすると、ニュース番組で「闇バイト」が偶然流れた。内容が同じなため踏みとどまったが、求人項目の末尾に「闇バイトじゃありません」の一文を発見。「よかった」と胸をなで下ろし、その後の応募を予感させるオチに、会場内から笑いが起きた。
高座に上がった文学部4年大嶋優介さん(22)は「闇バイトの危険な部分を伝えつつ、笑い話に落とし込んだ。笑ってくれる人がいてうれしかった」と話した。

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