「週刊誌の記事は事実無根」 仲本工事さん妻・三代純歌さんが大手出版3社を提訴、8250万円賠償請求

喜田村洋一弁護士(左)と三代純歌さん(2024年2月27日/弁護士ドットコム)

2022年10月に交通事故で亡くなったザ・ドリフターズの仲本工事さんの妻で、歌手の三代純歌さんが2月27日、記事によって名誉を傷つけられたとして、週刊誌『週刊新潮』『女性自身』『週刊女性』の発行元を相手取り、計8250万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。

三代さんは提訴後、都内で記者会見を開き「外に出ればみんな敵のように思えて嫌になりました」と涙ながらにうったえた。

●加藤茶さんから三代さんが叱責されたとする記事は「虚偽」

原告側によると、問題としている記事は、3誌あわせて8本(2022年10月〜2023年5月発売分)となる。記事の数や記載の内容を踏まえて、『週刊新潮』の発行元である新潮社に2200万円、『女性自身』の光文社に4400万円、『週刊女性』の主婦と生活社に1650万円を請求している。

また、今後は誌面だけでなく、ウェブ記事まで問題とする可能性もあるという。

三代さんの代理人には、『週刊文春』を発行する文藝春秋社の代理人としても知られる喜田村洋一弁護士がついた。

いずれの週刊誌の記事でも、仲本さんが運び込まれた病院で、ドリフの加藤茶さんから「こうなったのはお前のせいだ」などと、三代さんが叱責されたとする内容を書かれたが、喜田村弁護士は「事実無根」であり、三代さんに対する名誉毀損にあたると主張している。

また、「"モンスター妻”」(週刊新潮)や「鬼妻」(女性自身)といった表現についても「どちらも人間でない非道なことをする妻だと言っており、名誉毀損とともに侮辱にもあたる」(喜多村弁護士)としている。

三代さんは会見で涙を浮かべながら「病院の静かなICUの前で加藤さんは私に怒鳴ってないんです」と記事を否定した。

●週刊新潮「記事には十分な自信を持っております」

訴えられた週刊誌側が弁護士ドットコムニュースの取材にコメントした。

「訴状はまだ届いておりませんが、記事には十分な自信を持っております」(週刊新潮編集部)

「訴状が届いておりませんのでコメントできません」(週刊女性編集部)

「訴状が届いていないので、回答は差し控えさせていただきます」(光文社)

(2月28日午前9時49分、光文社からの回答を追記した。)

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