「店長、あいつ次来たら出禁にします」飲食店で暴言吐くクレーマーを撃退した30代男性

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接客業に従事していると、客のクレーム被害に悩むことが多いようだ。投稿を寄せた北海道の30代男性もその一人で、飲食店に勤務していたときに困った客に遭遇したと打ち明けた。

あるクリスマスのシーズンに2組のカップルが同時に来店した。時刻は23時頃とあって、スタッフは投稿者と20歳のアルバイトの2人しかいなかった。先に1組の料理ができたため持っていくと、もう1組から「は?」と大きな声が聞こえてきた。このあと嫌な予感が的中してしまった。(文:天音琴葉)

「お前、店ごと潰されてえのか!?」

投稿者は「あーこれはなんであっちが先なんだとか言い出しそうだな」と思いながらも、2組目の料理を仕上げるしかなかった。調理中はタイマーで時間を測っていたため、その差はわずか1分ほどだった。それでも「多分何か言われる」と思ったため、バイトに任せず自分が持っていくことにした。

「お待たせして申し訳ありません」と言って料理を置くと案の定、「なんであっちが先なの? 俺らの方が先に店に入ったよね?」と文句を言い始めたカップル。調理時間の関係で提供の順番が前後した旨を説明した途端に、カップルの男性のほうがブチ切れたのだ。

「その瞬間、男性が激昂して『ふざけてんのかてめえ!舐めた態度とってんじゃねえぞクソガキがよ!お前店ごと潰されてえのか!?』。怒鳴り、割り箸をテーブルに叩きつけ、テーブルをバンバン叩き、『あ?何だお前?どうすんだよおい!責任者呼べよおい!』」

挙句に男性客は店長を呼べと言い出した。「店長が来られても説明内容は私と同じで対応は変わらないと思います」と返すも、「いいから呼べよ!お前と話したくねえんだよ!」と押し問答に。やむを得ず店長に連絡し、対応してもらうと大人しくなったようだ。

その際に「次から怒鳴られたりしたら警察呼んでいいからね」と店長に言われたことで、投稿者は気が楽になっただろう。ところが、それ以降もこの男性客がやって来ては、難癖をつけてきたという。耐えかねた投稿者は、あるときついにやり返すことにした。

「そのクレーマーの退店際にお客さんがたくさんいる中で、『店長すいません、あいつ次来たら出禁にします』と言ったら来なくなりました」

さすがに恥ずかしかっただろう。投稿者は「義務教育にカスハラに関する授業入れるべきだと思います」と持論で結んだ。最近はカスハラ対策に力を入れている店が増えているが、接客業に従事している人たちが困った客から解放される日はやってくるのだろうか。

※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9

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