誰もが自死に追い込まれる可能性が…今こそ必要な「メンタルヘルス対策」

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。9月27日(月)放送では、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんが、“メンタルヘルス対策”について意見を述べました。

◆現代社会は誰もが自殺に追い込まれる可能性が!?

昨今、世間で問題視されている「メンタルヘルス」。実際、番組Twitterにもメンタルヘルスに関してさまざまなツイートが寄せられており、キャスターの堀潤は「(行政は)自殺に追い込まれている方々の分析や現場の状況はきちんと把握されているのか」と懸念します。

大空さんによると、日本は毎月自殺者数の統計がほぼ正確に発表されており、これは世界でもものすごく稀なことだと言います。エビデンスは蓄積されており、そこからわかることは「孤立している人、周りに人がいない人、貧困層だけでなく、あらゆるバックグラウンドの人たちが自死に追い込まれる可能性がある」と示唆。

さらには、「今の社会の仕組みは、ある程度客観的に把握可能な状態で制度を作っているので、そこからこぼれ落ちている人がいる」とも。そのため、今後の指針としては「孤独対策のような主観的なところにフォーカスを当てていくことは政策のアプローチとしては重要な点。今後進めていかなければならない」と主張します。

精神疾患を抱えている患者は日本におよそ419万人いると言われ、現在も増加の一途を辿っていますが、大空さんは「残念ながらこの辺りに対する対策が全く取られていない」と指摘。「(自民党の)総裁選でも『不安に寄り添う』とは言うものの、誰も“メンタルヘルス”について言っていない。これは危機だという認識を持ってメンタルヘルス対策を行っていくことが同時に必要」と訴えます。

◆メンタルヘルス不調から立ち直る大事なポイントは?

また、NPO法人「あなたのいばしょ」で相談窓口を開設している大空さんは相談方法に関しても言及。コロナ禍でリモートが普及するなか、「あなたのいばしょ」でもリモートでの相談を受け付けているものの、学校や職場などでの人間関係に関する相談は「リモートだと減ってくる」と実感を語ります。そんな背景から、対面とリモートの両方を組み合わせたハイブリッドな形が望ましく、「繋がりは対面でなければいけないことはない」と話します。

ただ、リモートに関しては、学校の授業が全てリモートとなってしまった1人暮らしの学生のなかには「何もしなくても涙が出る」という切実な相談が増えていることを挙げ、そういった学生に対するケア、対策もすべきと案じます。

大空さん自身、学生時代に精神的に追い込まれた経験があり、そこから立ち直る際に大事なのは「最終的には自分」と明言。「他者の支援は結局、人間が本来持っている誰かに助けを求める力や回復する力を促すための支援。最終的には自分のペースでやりがいを見つけ、(立ち直る)きっかけを作っていくことが重要」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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