東京・北区長選 84歳現職に2新人が挑む

 統一地方選の後半戦は、4月21日が投票日です。現職と新人2人、三つどもえの戦いとなっている東京・北区の区長選挙は「継続か変化か」、激しい選挙戦が繰り広げられています。


 5期目を目指す現職の花川與惣太さんは、東京23区の区長として最高齢の84歳です。これまでの4期16年を務めた実績から、区民の知名度は高く、選挙活動中も次々と声を掛けられます。今回は自民・公明に加え、立憲民主・社民など、区議会の多くの会派から支援を受けています。教育や福祉の充実などの実績と経験を前面に打ち出し、地域を回る地道な選挙戦を展開しています。

 一方、35歳という若さを前面に出して世代交代を訴えるのは、都議会議員を辞めて立候補した、音喜多駿さんです。都議会では当初、「都民ファーストの会」幹事長を務めていましたが、情報公開が徹底していないとして離脱しました。今回は自ら、改革と情報公開を掲げる政治団体「あたらしい党」を立ち上げ、演説の様子をライブ配信するなど、積極的に情報発信しています。北区の魅力を高めるため、「北区」という名前の変更の是非を問う住民投票を行うことも掲げています。

 もう1人の新人・川和田博さん(68)は、福祉の充実を第一に掲げます。区が積み立てた基金580億円の一部を補助金として活用し、国民健康保険料や介護保険料を引き下げる政策を訴えています。商工会の事務局長を10年間務めた経験から、深刻な所得の格差を感じてきたと話します。予算の使い方を改め、特別養護老人ホームの待機者ゼロやコミュニティーバスの増発など、高齢者に優しい街づくりを目指すと主張しています。

 区民が次の4年を託すのは誰になるのか、選挙戦は終盤を迎えています。

■東京・北区長選挙 立候補者(届け出順・敬称略)
音喜多駿(35,無・新)
川和田博(68,無・新)
花川與惣太(84,無・現)

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