練馬の強盗致傷事件、運転・見張り役を逮捕 少なくとも2人逃走中

警視庁本部

 東京都練馬区の住宅に男らが侵入し、住民にけがを負わせた事件で、警視庁は住居、職業不詳の坂井田翔太郎容疑者(31)を強盗致傷容疑などで逮捕し、30日発表した。事件の逮捕者は3人目。同庁はほかに少なくとも2人が逃走しているとみて行方を追っている。

 捜査1課によると、坂井田容疑者は他の男らと共謀して28日未明、同区大泉町1丁目の住宅に窓ガラスを割って侵入し、50代夫婦と20代の息子に「金を出せ」などと脅迫。夫と息子にけがを負わせた疑いがある。

 28日午後、警視庁機動捜査隊の隊員が犯行に使われたとみられるトラックを世田谷区内で発見。運転していた坂井田容疑者を任意同行したところ、関与を認めたという。同課は認否を明らかにしていないが、「闇バイトに応募した」という趣旨の話をしているという。同課は坂井田容疑者が運転役と見張り役とみている。

 事件では、同庁は職業不詳の遠藤峻輝容疑者(22)=住居不定=を同容疑で28日に逮捕。捜査1課は、同日逮捕した別の男について、身元が岡崎英史容疑者(27)=住居、職業不詳=と判明したと明らかにした。(遠藤美波)

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