「日銀関与の投資案件」装い、22億円詐取した疑い 弁護士らを逮捕

名古屋地検が入る名古屋法務合同庁舎

 架空の投資名目で計22億円をだまし取ったとして、名古屋地検特捜部は19日、東京弁護士会所属の弁護士斉藤宏和容疑者(34)=愛知県清須市=ら3人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。

 他に逮捕されたのは、いずれも無職の鬼塚敏輝(76)=東京都目黒区=、清水忠正(54)=同葛飾区=の両容疑者。特捜部は3人の認否を明らかにしていない。

 特捜部によると、3人は共謀し、「内閣官房や日本銀行などが関与する国債の特別な投資案件がある」と装い、出資すれば半年後に多額の運用益が得られるなどとうその説明をし、2023年12月~24年5月に当時63~79歳の3人から担保金名目で計22億円を詐取した疑いがある。

 振り込み先は斉藤容疑者名義の口座だったという。(高橋俊成、渡辺杏果)

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