ハナコ岡部大さん、夢を実現するのに必要なこと 母校の子どもたちへ
お笑いトリオ・ハナコのメンバー岡部大さんが17日、母校の秋田市立四ツ小屋小学校を訪れ、182人の児童と交流した。題して「教えて岡部先輩!」。質問への答えにメッセージを込めて、夢を抱く子どもたちの背中をそっと押した。
創立150周年を迎えたのを機に、PTAや教職員でつくる実行委が「夢と希望を膨らませる機会になれば」と企画した。
岡部さんは「小学4年でバスケを始め、この体育館で頑張っていた」「自然豊かな、田んぼのど真ん中に立地する学校は特別。冬は猛吹雪の中、『遭難』しそうになりながら登校したことも」などと振り返った。
お笑い芸人を目指したとき親に猛反対されたと打ち明け、「頑張った分だけ結果が出る世界じゃない。それでも好きで頑張ってきた」。8月に県から「あきた観光大使」に任命され、「東京で秋田のおいしいものを食べてもらうPRイベントができたら」と語った。
6年の倉田ゆいさんは、岡部さんの「かけがえのない特別な日々を過ごしていることを、心の片隅に忘れないで」という言葉が特に印象に残ったという。「いろんなことを当たり前と思わずに、毎日を大切に過ごしていきたい」と話した。(阿部浩明)
09/18 11:00
朝日新聞社