法人税1億円脱税容疑、太陽光業者の実質経営者逮捕 大阪地検特捜部
大阪地検・高検が入る庁舎=大阪市福島区
1億円余の法人税を免れたとして、大阪地検特捜部は12日、太陽光発電業者「伸和工業」（大阪市天王寺区）の元社長・西村浩容疑者（62）＝東京都中央区＝を法人税法違反の疑いで逮捕したと発表した。特捜部は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、架空の特別損失を計上する方法で、2021年8月期の法人所得約4億1千万円を隠し、税務署に虚偽の確定申告書を出して法人税と地方法人税の計約1億500万円を免れたというもの。
西村容疑者は同年3月まで同社の社長で、特捜部は、社長を退いた後も業務を実質的に取り仕切っていたとみている。（戸田和敬）
09/12 18:58
朝日新聞社
