豊洲市場の汚染対策、追加工事が終了

 10月11日に開場予定の豊洲市場(東京都江東区)で12日、汚染された地下水対策のために東京都が実施していた追加の安全対策工事が終わった。工事の完了検査を経て、今月下旬に開く都の専門家会議(座長=平田健正・放送大和歌山学習センター所長)が安全性を評価する。会議で「安全」とされれば、都は農林水産相に中央卸売市場の開設認可を申請する方針だ。

 小池百合子都知事は就任直後の2016年8月、豊洲への移転延期を表明。翌月、土壌汚染対策の柱とされた「盛り土」がないと判明し、その後、地下水から環境基準の100倍超のベンゼンも検出された。

 このため、都は昨年10月、追加安全対策工事を始め、地下の計約11万2千平方メートルにコンクリートを敷き詰めたほか、地下水の水位を下げる揚水ポンプを約80個増設。地下水をくみ上げる280本の井戸も掘った。都によると、工事の終了予定日だった12日、地下の換気用ダクト設置など一連の作業が終わった。追加工事の費用は38億円かかったという。

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