車いすの女性、電車にはねられ死亡 検知装置作動せず

電動車いすの女性がはねられた踏切=12日午後4時46分、兵庫県高砂市、森直由撮影

 12日午後3時半ごろ、兵庫県高砂市米田町島のJR神戸線東川(あずまがわ)踏切(遮断機、警報機付き)で、ハンドル型電動車いすに乗った女性が、網干(あぼし)発米原行きの上り普通電車(8両編成)にはねられた。車いすは約60メートルひきずられ、女性は死亡。乗客約300人にけがはなかった。県警が女性の身元などを調べている。この影響で上下線で一時運転を見合わせるなどし、約1万4千人に影響が出た。

 高砂署などによると、運転士が約300メートル手前で踏切内の車いすを見つけ、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。踏切(長さ約10メートル、幅2・4~2・9メートル)で、女性は南側から渡り始め、下りの線路を過ぎて上りの線路ではねられたとみられるという。

 近くの防犯カメラの映像には、遮断機が下りる前の踏切に女性が入り、線路上で約30秒間、車いすの操作をしようとしたり、手を上げたりして立ち往生しているような姿が映っていたという。

 JR西日本によると、現場の踏切には、主に車を検知するため「障害物検知装置」が埋設されていた。今回は車いすが小さいため装置が検知しなかったとみられるという。

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