別工事でもほぼ下限額で落札、別部署職員も聴取 赤穂市の贈収賄事件

赤穂市役所本庁を捜索する兵庫県警の捜査員=14日午前11時15分、赤穂市加里屋

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 兵庫県赤穂市発注の橋の修繕工事を巡る贈収賄事件で、贈賄などの容疑で逮捕された男(54)=同市=が社長を務める建設会社が、同市の別の公共工事の入札でも、落札できる金額の下限である「最低制限価格」をわずかに上回る額で落札していたことが14日、関係者への取材で分かった。兵庫県警捜査2課は、この別の工事を担当する職員からも任意で事情を聴いており、入札情報の漏えいがなかったか調べている。

 同課は13日、橋の修繕工事の設計価格を2017年11月下旬ごろに社長の男に教え、その見返りに現金10万円を受け取ったとして、加重収賄などの疑いで同市建設課土木係長(49)=同市=を逮捕した。橋の修繕工事は17年12月に入札が実施され、計4社が参加。男が社長を務める建設会社が、最低制限価格を約4千円上回る3646万6千円で落札した。

 同市や捜査関係者らによると、男が社長を務める建設会社は、市が17年に行った別の工事の入札でも、4千万円規模の最低制限価格をわずか500円ほど上回る額で落札していた。この工事を担当したのは土木係長とは別の部署の職員。県警が既に任意で事情を聴いており、9~13日には体調不良を理由に市役所を欠勤していた。

 一方、県警は14日午前、赤穂市役所本庁を家宅捜索した。市職員らが立ち会う中、関係資料を押収した。

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