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GWの登山客ら遭難相次ぐ…「ホワイトアウト」の槍ヶ岳では男性3人死亡

 大型連休で、登山客らの遭難が各地で相次いだ。長野、岐阜両県にまたがる北アルプス・槍ヶ岳(3180メートル)では4日、山頂近くの登山道で遭難した男性3人の死亡が確認された。

 長野県警の発表によると、3人は岐阜県中津川市、会社員田口貴章さん(28)と同県土岐市、会社員西尾英昭さん(37)、愛知県一宮市、会社員二ノ宮宏之さん(49)。3人は槍ヶ岳登頂を目指して岐阜県側から3日に入山したが、同日午後2時半頃、途中の峠・飛騨乗越(のっこし)(標高約3010メートル)付近で二ノ宮さんが滑落し、救助を要請していた。

 地元の救助隊などは3日夜に田口さん、4日朝には西尾さんと二ノ宮さんを発見し、県警ヘリで搬送したが、いずれも死亡した。

 山頂の山小屋支配人の男性(52)によると、3人が遭難した当時、周辺は猛吹雪で周囲が見えなくなる「ホワイトアウト」のような状況で、「キャンセルする登山客もいた」と話す。

 金沢市の医王山(いおうぜん)(939メートル)では4日午後、親子3人が行方不明になった。

 富山県警南砺署によると、行方不明となったのは、同市の薬剤師の男性(44)、男性の長男(10)、長女(8)。男性は、義母(69)らと入山したが、同日午後5時半頃、義母から「帰り道がわからなくなった」と家族を通じて119番があった。その後、義母は無事救助されたが、3人とは連絡が取れず、同署などは行方を捜索している。

 群馬県みなかみ町の谷川岳(1977メートル)では、4日午前8時40分頃、東京都板橋区、警視庁警察官小長井健司さん(43)が倒れているのが見つかった。小長井さんは死亡し、県警は登山道から滑落したとみている。一緒に入山した登山仲間の同僚女性(52)が2日午後、救助を求める電話をしていたが、女性の行方はわかっていない。2~3日の谷川岳は天候が不安定で吹雪になることもあったという。

 同県片品村の至仏山(しぶつさん)(2228メートル)でも4日午前7時頃、横浜市港南区、無職三城(みしろ)郷惟(のりただ)さん(82)が麓の登山道で倒れているのが見つかり、約3時間後に死亡が確認された。三城さんは3日、仲間4人と入山後、コース外を滑るスキーに1人で出かけたまま戻っていなかった。

 岩手県滝沢市の岩手山(2038メートル)では4日午前10時頃、1人で登山していた福井県鯖江市、会社員清水美幸さん(46)が山頂付近で倒れているのを発見され、死亡が確認された。清水さんは3日夕、「強風で動けない」と119番し、4日早朝から県警と消防が捜索していた。

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