暴力団員が16年連続で減少…暴排運動広がり奏功か

警察庁

 全国の暴力団(準構成員を含む)の概数は昨年末時点で2万5900人(前年比2300人減)となり、16年連続で減少したことが警察庁のまとめでわかった。山口組8200人で、住吉会4200人、稲川会3300人、神戸山口組2500人、絆會(きずなかい)490人で、この5団体で全体の7割超を占めた。取り締まりの強化や暴力団排除運動の広がりで活動が困難になり、構成員の離脱が進んでいるとみられる。

 警察庁によると、昨年1年間に全国の警察が摘発した暴力団構成員と準構成員は計1万3189人(前年比1092人減)。罪種別では、覚醒剤取締法違反が26%で最も多く、傷害が12%、詐欺が9%、窃盗が8%だった。

 対立を続ける山口組と神戸山口組は昨年1月に「特定抗争指定暴力団」に指定され、各地の公安委員会が定めた警戒区域は10府県19市町に拡大している。両組織の抗争事件は2015年8月の分裂以降、昨年末までに131件に上る。昨年11月には警戒区域内の兵庫県尼崎市の路上で神戸山口組直系組織の組長ら2人が山口組系組員2人に銃撃されて重傷を負う事件も発生しており、警察当局が警戒を続けている。

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