新型コロナ 10都府県に緊急事態宣言

「自宅近くまで火が迫った」栃木の山火事鎮火せず、ヘリ散水も延焼続く

延焼が続く山火事の現場で消火活動する自衛隊ヘリ(24日午前9時37分、栃木県足利市で、読売ヘリから)=守谷遼平撮影

 栃木県足利市中心部近くの両崖山(りょうがいさん)(251メートル)で山火事が発生し、延焼が続いている。21日に発生した後、県の防災ヘリなどが散水を続けているが、24日午前11時時点で鎮火していない。市は23日午後、近隣の72世帯に避難勧告を出した。けが人や民家への被害はない。

 両崖山は同市西宮町にあり、市役所から北に約2キロ。市などによると、21日午後3時35分頃、「山林が燃えている」と登山者から119番があった。県や陸上自衛隊のヘリなどが散水しているが、24日午前8時半時点で少なくとも10ヘクタールを焼いたという。

 宇都宮地方気象台によると、県内には16日から乾燥注意報が出されていた。23日は県内全域で強い風を記録し、市は同日午後、延焼が拡大する恐れがあるとして避難勧告を発令し、市内2か所に避難所を開設。17世帯31人が一夜を明かした。24日は山に近い中学校が臨時休校とした。

 ヘリによる消火活動は強風で一時中断したが、23日午後に再開。同気象台によると、県内の乾燥注意報は25日にかけて続くという。

 24日朝に避難所に荷物を持ち運んでいた足利市西宮町、会社員(47)は「自宅近くまで火が迫ったが、消防の方たちが食い止めてくれた。今日も風が強いので、燃え広がらないか心配」と話していた。

ジャンルで探す