台風21号の影響で前線が活発に 三連休序盤は大雨警戒 最終日は北日本で荒天か

台風21号(コンレイ)は沖縄・先島の南から台湾付近に進んで勢力を弱めます。三連休初日の11月2日(土)には温帯低気圧に変わる見込みです。ただ、前線の活動が活発になるため大雨への警戒が必要になります。

九州など西日本を中心に大雨のおそれ

今日29日(火)に各地に雨を降らせている前線は明日30日(水)になると一旦、南に離れます。11月1日(金)頃から再び北上して、西日本を中心に雨が降り出す見込みです。

2日(土)になると台風21号が東シナ海まで進んで温帯低気圧に変わり、前線への湿った空気の流入が強まります。活動が活発になって九州や中国地方を中心に雨が強まる見通しです。雨の範囲は段々と東日本にも広がって、局地的には強雨となるおそれがあります。


現時点では台風から変わる低気圧や前線の位置の予測に不確実性があり、雨の強まるタイミングやエリアが変わってくる可能性があります。三連休中に移動などを予定されている方は、こまめに最新の情報をご確認ください。

三連休最終日は北日本で荒天に

今のところ、3日(日)・文化の日になると低気圧や前線が日本列島から次第に離れる見通しで、大雨の心配は少なくなるとみられます。天気は回復に向かって、西日本では日差しの届く所がありそうです。

4日(月)の振替休日は西日本を中心に晴れのエリアが拡大します。東海や関東は雲が多めながらも大きな天気の崩れにはならない予想です。

一方で、北日本は上空に寒気を伴った低気圧が通過する影響で雨の降る所が多く、風が強まって荒れた天気となるおそれがあります。低気圧の発達具合によっては交通機関に影響が出ることも考えられますので、注意が必要です。

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