今夜は月と土星が接近

10月14日(月)の夜は月と土星が接近します。

9月8日(日)に「衝(しょう)」を迎えた「土星」は、10月も観測しやすい状況が続きます。周囲に明るい星が少ないため、明るさが0等台の土星は目を引きそうです。

※衝とは、太陽系の天体が地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。

南の空に注目

接近した月と土星は、東京では10月14日(月)21時頃に南の空に昇ります。高い位置にあるため建物にも邪魔されず観測しやすいため、晴れていたら両者の姿を探して空を見上げてみてください。

なお、地球から見た土星の環の傾きは、約15年の周期で変化します。2025年に見かけ上で環が見えなくなる環の消失現象を控え、今年は環が非常に細く見えます。

▼15日(火)に沈む時刻(東京)
土星 2:47 月 2:41

気になる今夜の天気は?

14日(月)21時頃の天気分布予想

14日(月)の夜は、広い範囲で雲が広がりやすく、晴れるエリアは限られる見込みです。ただ、ところどころで雲の切れ間から天体ショーを楽しめる可能性があります。ぜひ諦めず、空を見上げてみてください。思いがけず雲が途切れ、幻想的な天体ショーを目にすることができるかもしれません。

その他の地域では晴れて、思いっきり楽しめる絶好の夜になる見込みです。

夜は昼間の暖かさから一転して冷え込みます。長時間外で観測する際にはしっかり防寒対策をして、風邪をひかないようご注意ください。

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

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