秋雨前線が南下して活発に 三連休は大雨のおそれ

週後半から週明けにかけて秋雨前線が本州付近に停滞します。三連休中は秋雨前線の活動が活発になり、局地的に大雨となるおそれがあるため、前線の動向に注意が必要です。

秋雨前線の活動が活発に

秋雨前線は、19日(木)から20日(金)にかけて東北南部から北陸付近に停滞した後、23日(月)頃には本州の南岸まで南下し、その後は再び西日本と東日本の周辺に北上する予想です。

日本のはるか南の海上では対流活動が活発な状態が続いていて、新たな熱帯低気圧や台風が発生する可能性があります。南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、秋雨前線の活動が活発になる予想です。

三連休の週末から週明けにかけては東北から九州の広い範囲で雨が降り、東北日本海側や北陸、山陰、九州北部など日本海側のエリアを中心に強雨や大雨のリスクが高まるとみています。

前線の位置や動向、熱帯低気圧・台風の発生有無については不確実性が高く、降水エリアや大雨リスクの解析は今後変化する可能性があります。それでも秋雨前線と熱帯低気圧・台風の組み合わせは大雨につながるケースが多くなります。三連休で人の往来が増える時期と重なるため、今後の気象情報に注意をしてください。

記録的な猛暑は終息 残暑はまだ続く

秋雨前線と共に上空の寒気も南下して、西日本や東海エリアを中心に続いていた記録的な猛暑は、週末にようやく終止符が打たれる見込みです。

ただ、いきなり体感が一変して秋の涼しさが訪れるわけではなく、来週以降もまだ残暑は続きます。農作業や運動会の練習など、屋外で長時間過ごす場合は引き続き熱中症の対策が必要です。

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