週間天気予報 台風10号の接近前から大雨に注意

■この先1週間のポイント■
・台風接近前や通過後も雨強まるおそれ
・台風10号接近時は暴風にも警戒
・猛暑日は減少 真夏のピーク去る見通し

台風10号は来週前半に本州や四国に接近する見込みですが、接近前から大雨となるおそれがあります。

台風接近前や通過後も雨強まるおそれ

上空の気圧の谷が日本列島の西側に停滞し、太平洋高気圧の縁辺を回る湿った空気が日本付近に流れ込みやすい状況が続きます。この影響で本州付近に停滞する前線の活動が活発になります。さらに台風10号やその他の熱帯低気圧からの湿った空気の影響も加わるため大気の状態が不安定で、台風の接近前から雨量がかさみ大雨となるおそれがあります。

まだ雨の強まる場所や期間の予想が難しいものの、台風から離れていても気象情報に注意するようにしてください。

なお、台風の通過後も同じような気圧配置が続く見込みです。

台風10号接近時は暴風にも警戒

台風10号(サンサン)は暴風域を伴って北上し、明日24日(土)には「強い」台風になる予想となっています。来週にかけてもその勢力を維持したまま北上する見込みです。

進路の予想を見ると、台風10号はしばらく北上したあと西寄りに進路を変え、北緯30度付近までは北西に進む見込みです。その後は進行方向を北東に変え、本州や四国に接近・上陸する可能性が高くなっています。

進路に近い地域では大雨に加えて暴風の影響が大きくなることが懸念されます。進路の東側に離れた地域でも風が強まり荒天となるおそれがあるため注意が必要です。

猛暑日は減少 真夏のピーク去る見通し

今週末以降は日差しが乏しくなる分だけ気温の上昇が抑えられ、猛暑日になるところは減少していく予想です。真夏の暑さのピークはまもなく過ぎ去る見通しです。

一方で、暖かく湿った空気の影響で蒸し暑さは解消せず、最低気温はこの時期としてはかなり高めで推移することが予想されます。猛暑のピークが過ぎても体調管理は油断ができません。

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