今日31日(水)対象の熱中症警戒アラート　関東から九州の29都府県に発表

▼熱中症警戒アラートの発表状況（計29地域）
茨城県 東京都（東京地方、伊豆諸島、小笠原諸島） 千葉県 神奈川県
長野県 山梨県 静岡県 愛知県 三重県
大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
岡山県 広島県 島根県 鳥取県
徳島県 香川県 愛媛県 高知県
山口県 福岡県 大分県 長崎県 佐賀県 熊本県 宮崎県 鹿児島県（奄美地方除く）

関東以西の各地は強い日差しが照りつけて気温が上がり、35℃以上の猛暑日の所が多く、危険な暑さとなる予想です。夜間や早朝も気温があまり下がらないため、就寝時や通勤時にも暑さ対策が必要です。

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数（WBGT）も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。